みなさん、こんにちは(^^♪
だいぶ暖かくなってきて、雪解けが早いこの頃です。
河川の増水が激しいので、お気を付けください。
さて、今回は「私が考える錦鯉の未来」ということで、錦鯉について書いていきたいと思います(^^)/
私と錦鯉の関係
この2年間、秋に開催されている「新潟県錦鯉品評会」の事務局として、開催準備から事務作業、設営など各関係者様と一緒にお仕事をさせていただいています。
錦鯉発祥の地「小千谷市」ということで、前々から錦鯉に関しては知っていましたが、直接関わる機会は少なく、観光的な側面しか知りませんでした。
事務局のお仕事を通して、養鯉業者さんの話を聞いたり、小千谷市の農林課の方の話を聞いたり、今まで知らなかったことも多く、非常に勉強になっています。
品評会に出品される錦鯉は本当に美しいです。
体形も素晴らしいですし、色も鮮やか。
御三家(紅白、大正、昭和)以外にも様々な品種も多くとても美しいです。
個人的には「浅黄(あさぎ)」が一番好きです。
これからの錦鯉は?
ここ最近では、クールジャパン戦略に錦鯉が組み込まれたことをはじめ、「国魚」認定、世界錦鯉サミットの開催など注目が集まっています。
日本人にとって鯉、錦鯉は誰もが知っていて、なじみのある魚だと思います。
近年では生活様式が変化して、日本庭園のある家庭は少なくなり、身近に錦鯉を見る機会は少なくなりましたが、世界を見るとアジア圏、ヨーロッパ圏では非常に人気が高く、観賞魚として楽しまれています。
これからも小千谷市、新潟県、国が連携しながら世界に向けてPRしていく流れになっていくでしょう(^^♪
私としては、錦鯉「発祥の地」としての責任も考えたい
これからますます、錦鯉は世界中で注目されていくと思います。
そういった中で、小千谷市は錦鯉の発祥の地として、世界中から見られることになります。
非常に素晴らしいことの半面、その責任も大きなものになっていくと思います。
昨今、SDGsが日本でも話題になっていますが、ヨーロッパ圏に比べると日本のSDGsの取り組みは非常に遅れていると言われています。
SDGsにある、12項目「つくる責任、つかう責任」の部分でも大事になると考えています。
実は「世界の侵略的外来種ワースト100」の中に、鯉が入っています。
そのため、鯉の輸入を禁止している国もあります。
世界市場が伸び、経済活性化になることは喜ばしいことです。
しかし、「発祥の地」であり、世界に誇れる錦鯉の生産地であるためには、SDGsにも行政を含めて取り組まなければならないと考えています。
私なりに取り組まなければならないと思っているコト
①自然界への放流をしないよう啓発(海外)
②選別で処分される魚の活用
特に②は新たな産業にもなるのではないかと思っています。
例えばですが、「選別されて処分される錦鯉を乾燥させ粉末化し畑の肥料にする」などはどうでしょうか?
日本のおせち料理で「田作り」(イワシの佃煮)があると思いますが、これは昔、イワシを畑や田んぼの肥料にしていたことから、五穀豊穣を祈る縁起物であるというのが由来です。
元々、田んぼを作るための溜池に鯉を飼って、冬場のタンパク源として食べていました。
そして、その田んぼを耕すために牛を飼っていました。
小千谷のお米、錦鯉、牛(牛の角突き)はその生活様式、文化が作り上げたものです。
現代ではそのサイクルは失われてしまいましたが、もともとの歴史やストーリーがあります。
選別された錦鯉を肥料に変換することで、現代でもこのストーリーがつながっていくのではないでしょうか?
昨今、燃料代や肥料代が値上がりして、農業者の生活も非常に苦しくなっています。
そういった面でも肥料化によって農業者へのサポートができればより一層良いのではないでしょうか?
錦鯉を堆肥化させる技術開発なども学生や大学機関、民間企業と連携するのもいいかもしれません。
また、錦鯉の肥料から作った「ブランド米」「ブランド野菜」なども生まれるかもしれません。
できる、できないは分かりません。
ただ、私個人として、一錦鯉のファンとして、いつまでも世界に誇れる小千谷の錦鯉であるために、品質、生産、環境、循環、すべてにおいて世界一を目指してもらいたいと思っています。
次回のお知らせ
本日も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
次回は「不登校・引きこもりについて考える」ということで記事を投稿したいと思います!!
次回もよろしくお願いいたします(^^)/
本日もみなさん、お疲れ様でした!!